2021-2022年シーズンのインフルエンザワクチンについて

2021/10/15

2021-2022年シーズンのインフルエンザワクチンについて

日本感染症学会から2021-2022年シーズンにおけるインフルエンザワクチンの提言が発表され、インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨しています。

昨年はインフルエンザ感染症の流行はなく、心配されていた新型コロナウイルス(COVID-19)との同時流行も見られませんでした。前シーズンに、インフルエンザに罹患した人が極めて少数であったことから、社会全体での集団免疫形成がされていないと考えられ、海外からウイルスが持ち込まれれば、今シーズンは流行を起こす可能性があるとのことです。

インフルエンザシーズンの時期とワクチンの効果減弱を考慮するとインフルエンザワクチン接種は理想的には10月末までに行うことが推奨されています。

COVID-19ワクチンとその他のワクチンとは互いに片方のワクチンを受けてから2週間後に接種することになります。COVID-19ワクチンをまだ接種していない人は、COVID-19ワクチンを優先せざるを得ないかと思われますが、並列してインフルエンザワクチン接種も検討いただきたいと提言しています。

従来から下記の因子を有する人はインフルエンザに罹患した場合、合併症のリスクが高く、禁忌でない方すべてにワクチン接種を推奨しています。

当院でもインフルエンザワクチン接種を開始しました。各自治体によっては助成金の対象の方もいます。三市一町(村山市 東根市 尾花沢市 大石田町)では65歳以上の方、生後6か月~18歳のお子様は助成の対象になります。

ワクチンの数には限りがありますが、当院の受付で予約を開始しています。

参考文献

2021-2022年シーズンにおけるインフルエンザワクチン接種に関する考え方|ガイドライン・提言|日本感染症学会 (kansensho.or.jp)

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